鉄道マニアじゃないけれど… 廃線跡を辿ってみました〜^^ 日差しの暖かい春の日 もうすぐ桜も咲き始めるなぁ〜^^ GSFでぶら〜っとお散歩してると… 道路脇にちっちゃな機関車を発見! わ〜?!ちっちぇ〜っ^^♪ 遊園地の遊具かな? |
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いや…これは本物のSL 蒸気機関車だ〜 でもなんでこんなトコに置いてあるんだろう? 辺りをキョロキョロウロウロしてみると・・・ どうやらココには昔、鉄道が通っていたようです。 その名を『大川鉄道』 大正元年に今の福岡県久留米市から 筑後川河口にある大川市を結ぶ鉄道として 開業したそうです。路線距離16Km |
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この蒸気機関車は 昔ここを通ってた鉄道で使われていたんですね〜 運転台の横にあるプレートから 『明治44年1月』に作られたもののようです。 明治44年って・・・? 1911年…になるのかぁ〜 |
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運転台の中を覗くと う〜んシンプルな… まぁ計器類とかは失われているんでしょうが 燃料の石炭を入れる焚口が見えます 手前のレバーはブレーキかなぁ〜? |
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小さな動輪(駆動輪)が2個・・・ B型の機関車ですかねー^^ 確かアルファベットで動輪の数を表してるって 聞いた事があります。 蒸気機関車で有名な『デゴイチ』は『D51』 Dだから動輪が4個の機関車の51型って事ですかね? 他には特急列車を牽引した高速機関車『C62』 優雅なデザインで有名な『C57』 共にCで動輪3個の62型と57型の機関車。 ちなみに頭に『D』が付くとディーゼル機関車 例えば『DD51』とか『DE10』 頭に『E』が付くと電気機関車 例えば『EF81』とか『ED62』とかです |
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調子に乗って・・・ だんだん大胆になってきます^^; ボイラーのフタ開けてみちゃいました〜 どれどれ〜? |
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ふ〜ん・・・こうなってるのかぁ 奥のレンコンか蜂の巣みたいになってるトコ 運転台にあった石炭を燃やす燃焼室(?)から 熱せられた空気が通って水を加熱して蒸気を作る ボイラーなんですね^^ 手前の配管は・・・ 最初煙突の手前で配管が外れちゃって壊れてると 思ってましたが違いますねぇ どうも駆動シリンダーから排気された蒸気を この配管から噴出させる事で ボイラー内の煙と共に煙突から排気させるようです。 |
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この機関車の諸元が書いてありました ふむふむ・・・ドイツ製なんだ ・・・! 最高時速20Km/hだって^^; 自転車より遅いなぁ〜 でも… 1両50名定員の客車2両と貨車1〜2両連結時って 事ですから、ゆっくりながらも輸送能力は 頼もしい物だったのでしょうね〜 |
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走行中の写真 この写真では客車3両と貨車2両を牽いています 小さいながらも黒煙を上げて走る姿は 立派な蒸気機関車ですね〜 実際に走ってる姿を見てみたかったものです^^ |
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黒煙が勇ましい写真^^ カッコイイですね〜 |
・・・左の写真みて気付きましたが この機関車ちょっと間延びしてるな〜と思ったら 水タンク・・・ 左の機関車は中央の丸いボイラーの両側に 四角い箱が付いてますね それが水タンクなんです。 蒸気機関車ってぐらいだから 動力源は蒸気・・・石炭じゃないんですよ^^ 石炭は水を沸騰させて蒸気を作る為に 燃やしているんです。 だからSLには石炭と共に大量の水を積む 必要があるんですが・・・ この機関車ってドコに積んでんの? 運転台の左右前方に張り出しが有るけど 片方が石炭で片方が水なのかな? ・・・少なすぎるような気がしますが^^; |
なんとも長閑な駅の風景 日本の鉄道って こんな小さい規模の物でも ちゃ〜んとホームが有るんですよねー ほら、『世界の車窓から』って番組見ると 外国の鉄道の駅、ホームが無くて 線路と同じ地面の高さから乗降りしてません? 客車の乗降口にタラップが付いてるんですよね〜 日本の鉄道車両にはタラップが無くて 昇降口の高さに合わせたホームが有りますね こんな小さな鉄道の駅にも・・・ |
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ホームの写真を見てて気付きました ここって駅の跡・・・ んじゃ〜この路地ってば 線路の跡なんじゃない? なんか線路だったっぽい雰囲気がします |
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別に立ち入り禁止とも 手を触れるなとも書いてなかったので 運転台へ入ってみちゃいました^^ 機関士さんはこの窓から 筑後地方の田園風景見ながら この機関車を走らせていたんですね |
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なんか線路の跡っぽい感じが プンップンしてましたので・・・ 辿ってみちゃおーかな〜^^♪ そう思って走り出すと・・・ あ!歩道の模様が・・・ これって線路を再現してあるじゃないですかぁ〜! レールのように2本の黒い線 枕木状に茶色の模様 こりゃ面白いや^^ 『廃線跡を行く』ってヤツだな〜♪ |
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暫らく進むと・・・ ココは確か… 以前酒蔵開きの時立寄った事の有る 『萬年亀』という酒造所です ココの前って線路だったんだ〜 前に来た時ぜんぜん気付かなかったよ^^; それにこの景色って・・・ |
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蒸気機関車が展示して有ったトコの写真 手前に倉庫が出来てるけど煙突や 奥の建屋はそのままなんですね〜^^ |
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振り返ると・・・ こんな感じです^^ 線路跡は歩道と自転車道として再利用されてます。 道路も線路に沿って作られたんですね〜 火の見やぐらがいい感じ♪ |
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線路は続く〜よ〜♪ いや〜 キレイに廃線跡が残ってるもんですね^^ 奥の木やレンガの倉庫は当時からの物でしょうか? |
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古そうな連歌の倉庫には これまた懐かしい『金鳥蚊取り線香』の 看板が立てかけてありました |
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線路跡の傍にあった神社には 手押しポンプの付いた井戸が^^ レトロ感満載です〜 |
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線路跡はやがて川を渡りますが・・・ この橋って鉄橋の物を利用? でも鉄道の橋とは構造が違う気がします 橋の前後にはまだ 歩行者&自転車道となった廃線跡が続いています |
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しかし・・・ 城島町を通過してから線路跡が判り辛くなり 筑後川沿いに出る頃には 見失ってしまいました・・・ う〜ん・・・線路はこの先の大川市まで 続いていた筈なんだけどなぁ〜 |
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やれやれ・・・って諦めた時 堤防のすぐ下・・・ なんか線路跡っぽいな・・・ あっ!! |
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これは・・・ 橋台じゃないか! 橋の取付部分です 橋げたを固定する為のアンカーボルトが 残っていました それに…この幅や前後の地形 これは鉄道の跡だと思います わ〜、遺構を見つけちゃった〜^^♪ |
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でもそれが最後・・・ その少し先で 全く判らなくなっちゃいました〜 線路跡はドコに消えたんだろ… 堤防付近をキョロキョロ探して見ましたが 完全にロスト・・・ 代わりに・・・ヤギさん発見!^^ お昼寝中のトコ邪魔しちゃったかな? う〜ん全く手掛かり無し 河川改修工事とかで 痕跡は無くなってしまったんだろうなぁ… |
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まぁ、行き当たりバッタリで 事前に何も調べてない割には 良く辿れた方じゃないかな〜? ・・・と、自画自賛。 帰ってからネットで調べてみると もう少し先に鉄橋の跡が有るそうです。 グーグルアースで調べてみると 有りました! 確かに4本の橋脚が残っていますね ・・・でもココって堤防の内側じゃん?! まさか内側を通ってるなんて夢にも思いませんでした 増水したら水没ですからね〜 これは多分・・・河川改修工事によって 地形が変わってるんじゃないかと思います。 |
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廃線辿りは諦めて引き返すとするか〜 筑後川の堤防を北上 見えてきたのは古びた感じのトラス橋 『六五郎橋』 おいらとかは「ろっころばし」と呼んでいます ワーレントラスって形式になるのかな? 筑後川下流部の道路橋としては 古い部類に入るんじゃないでしょうか(1966年製) この橋の由来は 400年以上前、この土地に大友宗麟が攻め寄せて 来るのに備えて城を作っている時、その難工事に 庄屋の庄屋の楢橋六左衛門と養子の吾平が 人柱となって完遂させたという事に由来してるそうです |
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六五郎橋を過ぎて2つ目の橋 近代的な斜張橋 2代目『天建寺橋』です。 昔ここには『天建寺の渡し』という渡船が 有ったそうですが、昭和25年に水難事故が発生し 通学中の子供が多数犠牲になってしまい すぐに橋が架けられたのですが・・・ 初代天建寺橋は狭くて4t以上通行不能でした おいらも何度か通った事があります ホントに狭い橋でしたよ 1999年にこの2代目天建寺橋が完成し 快適に通行できるようになりましたね 麗らかな春の一日 ぶら〜っと筑後平野のお散歩でした〜^^ |
坂東太郎、筑紫次郎、四国三郎の3大暴れ川、筑紫次郎こと筑後川流域の風景でした〜 |