徒然日誌37

フェリーで鷹島

伊万里湾に浮かぶ『鷹島』

今から730年程前の蒙古襲来…
いわゆる元寇の舞台の一つとなった島です


2009年4月に『鷹島肥前大橋』が開通して
陸続きとなる予定(現在は開通してます♪)ですが・・・

フェリー好きなおいらは航路の存続が心配(´_`)

そこで今のうちに乗っておこうと思った訳です^^
フェリー乗り場で乗船券を購入〜

松浦市の御厨(みくりや)から
鷹島の船唐津(ふねとうつ?だったっけ^^;)まで

途中『青島』って島を経由して鷹島の『船唐津』
そして『黒島』を経由して再び鷹島の『阿翁』という航路です
しばらく待ってると・・・
フェリーがやって来ましたよ〜♪

船名は『ニューたかしま』総トン数197t

ランプ(乗降口)が前だけにある船なんですね

わくわくしながら乗り込むおいらと対照的に・・・

キャビンは無人( ̄_ ̄;)

これで橋が開通したら・・・

でも今までずっと島民の足として頑張って来たんだろから
なんとか存続できるといいですねぇ
車両デッキもご覧の通り・・・

まぁ曜日や時間帯によってなんでしょうけどね…

港で待ってた時
到着したフェリーから数台車が出て来てましたからね



しかし・・・
この便はおいらの貸切か?(^▽^;)
あ!他のお客さん発見♪

キャビン後部のデッキに
中学生の女の子が1人乗ってました^^
終点の阿翁まで行くんだそうです

で・・・このコ「船唐津ですか?(・。・)」と
キョトンとした顔したような気が

さらに・・・
最初の寄港地『青島』で悪い予感(?)がしたんですが




船はいよいよ鷹島の船唐津に到着〜

・・・で予感的中(^▽^;)

ここ漁港でしょ?!^^;


あのね・・・
船をちゃんと接岸しないんですw

前の青島の港でもちゃんと接岸しなかったけど
「お客さん居ないからかな〜?」と思ったんだけど〜

港の船を降ろすスロープみたいなトコに
フェリーが頭を突っ込んで
ランプゲート下ろして・・・

せ〜のって
タイミング見計らって上陸っ!!

上陸用舟艇か強襲揚陸艦みたいwwww
おいらを降ろすと船は器用にクルリと向きを変え
次の寄港地『黒島』へ出発

後部デッキから手を振る唯一のお客さん
たぶん・・・「海に落ちずに降りれたんだ(・_・)」って
思ってたんだろな(^_^;)

これでフェリーは彼女の貸切となりました〜(^_^)/~~
港を見下ろす道端から・・・


この穏やかな海も『元寇』の時は
蒙古の軍団を乗せた大艦隊が押し寄せ
それを夜陰に紛れて松浦水軍の小型船が奇襲をかけ

・・・そして

突然の暴雨風雨が蒙古軍を襲い艦隊は壊滅・・・


そう
ここが『神風』の吹いた海なんです
ここ鷹島一帯はは1回目の蒙古襲来(文永の役)の時
900隻の艦隊と3万人の蒙古兵に蹂躙され・・・

島民で生き延びた者は2名と伝えられています

2回目の襲来(弘安の役)では
4400隻14万の大群で博多付近に上陸
激しい攻防戦の末蒙古軍団は西へ転進
再びこの鷹島周辺に攻め入った時
暴風雨によって壊滅

今でもこの付近の海中からは
沈んだ蒙古軍の遺物が引き上げられています
・・・なんて血なまぐさい歴史のわりに

『元寇ロマンの島』・・・ですよ( ̄_ ̄)

島民皆殺し・・・虐殺ってやつではなかったのかと・・・
侵略しに来たのではなかったのかと・・・
それは
ロマンなのかと・・・

問い詰めたいっ!!

当時蒙古の手下として
日本に謝罪だ補償だってギャースカ仰ってる
某C国とか某K国とかも一緒に参加なさってますが・・・

こちら相手国を批難などすることなく
あまつさえ「観光ネタ」として売り出そうという
懐の深〜〜〜〜〜い寛大な人々ですよ

日本人ってやつぁ〜(・∀・;)…ねぇ?

鷹島観光の目玉

過去に不幸な歴史は有っても
今に遺恨を持ち込まず・・・


モンゴル直輸入の『ゲル』(可搬式住居)に宿泊できて
温泉にも入れるモンゴル村で
気分は遊牧民♪\(^▽^)/

・・・な訳です^^


ちなみに4人で利用すれば
1人¥3150でゲルに泊まれるらしいですよ
ツーリングのネタに如何?
(ちゃんと施設に確認してね^^おいら責任持てません)
え〜・・・

小さな島なんで他に見所はというと^^;

こんなものが有ります

『日本初!海中ダム!!』ドド〜ンとね
はいコレです

え?どれだって?

やだな〜何か絵の書いてある壁ですよ〜(^▽^;)



要するに・・・
島にはダムを作るのに適した場所が無かったので
入江の一部を締め切って淡水を貯水してるんですね^^;

てか…ダムなの?って思うあなた

コレが意外と凝っていて
海面より内水面を高くする事で比重の重い海水を沈殿させ
貯水の淡水化を図ってる・・・そうです


・・・って説明してありました(・_・)
さて・・・
とりあえず島をほぼ1周したので

今度は日比港から本土側の星賀港を結ぶ
フェリーに乗って帰ります^^

今度のフェリーは前後同じ形状で
ランプも前後に持つ
近距離航路で良く見かけるタイプのフェリーです♪
フェリーターミナル前にて・・・

ちゃんと乗船券を売ってます(−−)
ターミナルですから・・・


それに乗船待ちの乗用車にダンプまで
ちゃんと接岸された状態で桟橋から乗船〜

それが当たり前と思ってたのが
間違いだったと判った
有意義な1日だったなぁ〜(^▽^)
出航してすぐに・・・

建設中の橋が見えます

これが完成すると…
今乗ってるフェリーは廃止されちゃうそうです(´・ω・`)

(すでに橋は完成し航路は廃止されてしまいました・・・)
対岸の星賀港に到着〜^^

こちらのフェリーターミナルは・・・
一見商店風?
てゆか商店で乗船券売ってるんでしょうかね^^

さて
プチ船旅を満喫したし帰宅するとしますか〜
・・・とか言いながら

あれに見えるは佐賀県唐津市の唐津城


おいらのお家とは方角が違う・・・
そこへやって来た
鷹島のフェリーより遥かに大きな
外洋航行できるフェリーが・・・


まさかコレに?
船首のハッチが開きランプが下ろされると・・・

船内から聞こえる爆音

そして飛び出してくる3台のバイク




先頭のバイクには見覚えが・・・
そう、ZZR600を駆る女王様”92”でございます
同じ日に92は参加してるサークルの仲間と
壱岐までツーリングに行っていたのでした

関東から『バル@旅する癒しの女神』
関西から『パバ@バイク&サーフライダー』

この2人とは後日再会する事に・・・

地元として2人をホストしてる92の
エスコートに合流したのでした
・・・ちょっと余談だが

自分の後姿なんてなかなか見る機会は無いもんです

信号待ちの時パバさんが撮ってた写真を
送ってもらったんですが…


・・・バイク乗ってるおいらは
後ろから見るとこんな風なのね〜

隣りの92の2倍幅が有る・・・( ̄_ ̄;)

GSFって小さいのね・・・←(それはどうかな?)

・・・

クマと呼ばれる事を納得した1枚


自覚したクマ〜σ( ̄(エ) ̄)
新門司発のフェリーへと向かう2人を見送り
解散〜
( ^^)( ^^)ノシ==3   ヾ(^^ )(^^ )



92ホスト役お疲れ様でした^^
フェリー三昧の1日でした♪

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