ガレージの中

ノビオの場合2


とりあえずエンジンは下ろした。
とりあえずエンジンはかかるようになったのだが、
なんか変なノビオ。

このパワーの無さはおかしい…

シリンダー開けてみるかぁ…でもめんどっちい。
自分のじゃ無いしね、動かないと困る訳でも無い訳だし。
だけど、このままにしといてもしょうがないしー…
なんだーこれ?めんどくせーなぁ…ぶつぶつ。
エンジンを下ろさないとマフラーも外れない、
排気ポートからシリンダー内を覗こうと思ったのにー。

エンジンは前側(シリンダーヘッド)をフレームにラバーマウント、
後ろ側は、なんとスプリングで受けてあるだけー。
エンジンもちっちゃいし、下ろすのは楽なんだが…
ヘッドを外しました。

デコンプバルブを操作するワイヤーと
スプリングがついてます。

イグニッションキーを持たないノビオのエンジン停止方法は
キルスイッチによる点火カットではなく、このデコンプ。
エンジンの圧縮を抜いて止めてしまうんですねー。

ちょっと強引な気がします(^^;)
燃焼室側です。

プラグの穴の上にある丸いのがデコンプバルブです。

右下には、組立の時どこからか入り込んで、挟まれちゃった
ミミズがへばりついて…んな訳ないじゃん!

デコンプバルブから抜けるガスの通路ですねー。

ところで、作業してる時は気が付かなかったんですが
この写真を貼り付ける時に、刻印があるのを見つけました。


50.2.16の文字が刻印されています。
これは…このヘッドの製造年月日でしょうか?
ノビオは1973年の発売ですから、昭和だと48年です。


ですから、この刻印の数字は昭和50年2月16日と考えるのが
自然だと思えますね。

当年とって29歳な訳です。
シリンダーを外すと…

悪い予感は的中しました、焼きついてます。
これでは本来のパワーが出る訳ありません、
だたでさえ
1.8馬力しか無いというのに…( ̄_ ̄)

しかし、エンジンかけるときペダル漕ぐの重いから
圧縮抜けて無さそうだったけど…

単に抵抗が大きかっただけかぁ?!

ピストンリングの下にまで、カーボンが回ってます。
吹き抜けちゃってるぅ〜(ToT)
軽い焼付なら、ペーパーで磨いて済ますんですが、
キズも深いし…これは交換するしかありません、
しかし、オーバーサイズのピストンなんか、まだ売ってるのでしょうか?
シリンダーもキズだらけ…

でも、こちらはボーリングに出せば使えます。
問題はオーバーサイズのピストンとピストンリングが
今でも手に入るかって事ですねぇ…
う〜ん、困ったなぁ( ̄□ ̄;)


こんな状態で作業は止まってしまいました。
とりあえず、ホンダに部品がまだ有るのか調べてみたけど
やっぱり無し・・・
修理を依頼した親父は別のスクーターに乗ってるし…
多大な時間と労力掛けてまで復帰させる意味は無くなってしまいましたとさ(−−;

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