ガレージの中

SDRの場合その3〜

あれ?オイルポンプ付いて無いじゃん・・・

自分のバイクながら、まったく状態を把握出来てません・・・
長い間放置してたから・・・(痴呆症?)

ラインだけ殺したんじゃなかったけ?・・・

タチの悪い事に、ポンプを駆動するシャフトが付いたまま・・・
う〜ん、分離給油に戻すつもりだったような気がする。

このままシャフトが飛び出してるのって、良くないだろうし、
オイルポンプは無くなってるし・・・(をいをい!)
ケース割っちゃうかなー・・・

悩んだあげく、とりあえず旋盤とフライス使ってブラケットを作り、
シャフトをベアリングで保持する事にしました。

ケース割ってシャフト抜けよなー(−_−)


ピストン組むとき、オイルたっぷり塗ったからなぁ・・・
さ、とりあえずこれでエンジンは掛かるはず。
ちゃんとキックアーム残してあるしー(^^)

時刻は20:30・・・良い子もまだ起きてる時間だよね・・・
出来るだけ近所迷惑にならんよう、ガレージを閉め切って〜

いざKick!ざ 感狂う(?) あれ?かかんねーな?キルスイッチはOK
ガソリンはキャブにきてる、プラグは付け忘れて・・・んな訳無い!!
かかるはずじゃん!SDR!!
ファイナルアンサーナンバーワン?!
意味不明な雄叫びと共に、エンジン始動!

「ばららんべんべんべんべんべんべべんべんべべべんべんべべん・・・」

よしよし!かかったぞー(^^)・・・ゴホッ!
何年ぶりかなー
ゴホゴホッ!!
やっぱ2stはこの白煙が・・・
ゴホゲホゴホッ!!

いかん!目にしみてきた、辺りが真っ白だ!1m先も見えない!!
お〜い、誰かフォグランプ持って来てくれっ!
このままでは座礁してしまう!霧笛は聞こえないのか?
     ↑
    パニック ヾ(°□ °;)ノ”

そうだ、落ち着けっ!冷静になるんだ。
煙は上に行くから姿勢を低くして・・・って火災現場じゃないっ!

(排気煙って上いかないよねー)

たまらず早々にエンジンを止め、白煙と共にガレージから転げ出た・・・

なんか、SWATに催涙弾打ち込まれて飛び出して来た
立てこもり犯みたいだ・・・


SRX250Fのフロントホイール、フロントサス
カウルも移植してます。(前にも書いたな・・・)
さて、エンジンは無事(?)生き返り、おいらも奇跡の生還を遂げた。
次は車体回りな訳だが、

フロントに付けてた16inホイールの謎が判明した・・・
ちゅうか、
自分でやっといておきながら、なんつー無責任な!って感じ。
たんに思い出しただけってーのが正解です(^^;)

SDRユーザーの方は当然ご存知でしょうが、
リヤタイヤが・・・ノーマルサイズのタイヤがほとんど無いのです。

特に、ハイグリップタイヤが有りません。これはピ〜ンチ!
だからといって、ワンサイズ太いタイヤを履かせると、
タチが強くなりSDRのコーナーリング性能を悪化させかねないし・・・

そこで、思い立ったのがSRX250の16inホイールの移植でした。
この写真の通り、ホイールはおろか、Fサスまでまったくの無改造、
ポン付け出来ます。
タイヤサイズはF=100/90-16、R=120/80-17で、タイヤ外径の
関係で、ノーマルより若干前下がりになり、キャスターが立ちます。
購入時点でノーマルでは無かった為、本来のコーナーリングを
知りませんがF=100/80-17、R=120/80-17の状態より
良く曲がるようになりますね。

赤いアウターのFサスは、WPの強化スプリングを仕込んであるので、
そのままSRX250から移植して使ってます


な〜んて16in説を唱えておきながら(?)ノーマルの17inに戻してます。
とりあえず、ノーマルに近づけよっかなー、なんて思ったもんで・・・
今後の比較のためにも。

生意気にもステンメッシュホースが付いてますが、もらい物です。
どのような経緯で、おいらの物になったかは記憶が定かでありませが、
「くれっ!このホースくれっ!!」ってダダこねてもらったような・・・

わ〜い!らっきー(^▽^)←おこさまな奴・・・
キャリパーも分解しました。
ブレーキは大事ですからねー、しっかり分解清掃!
おこずかいが少ないので、ノーマルにしっかり働いてもらいます。

4ポッドキャリパーなんかが
ホースみたいにどっかにおっこちてないかなー?
(甘いっ!)
ピストンを抜いてみると・・・
やっぱ汚いなぁー、ブレーキフルードにヘドロ状の物が混じってます。


ピストンにも若干サビが浮いていたので、スコッチブライトで磨きました。
(かる〜くね!ゴシゴシやっちゃいかんですよ)

ブレーキパッドをギリギリまで使いきるとそれだけピストンも
キャリパーのシールから出る事になります。
キャリパーのシールから出ている部分は雨やブレーキかす、泥やホコリに
常にさらされてますから、サビが出たり、汚れがこびリ付いている訳で、
新品のパッドに交換するとき、そのままピストンを押し込むと・・

じょりじょりじょりっ・・・( ̄O ̄;)いや〜んな感じ〜

ブレーキパッドは早めに交換しましょー。
パッド交換の時はピストンを掃除しましょー。

ひきずりの元っすよー。
ちょっと見辛いですが、キャリパーの中に2本のゴムリングが
有ります。

上がダストシール、下がシールパッキンです。

ブレーキキャリパーは油圧シリンダーで言うと・・・って
油圧シリンダーだけど。
単動押出し型ってタイプになりますね。

単動ってくらいだから、油圧で動くのはピストンを押出す方向だけ、
ブレーキレバー握ると、油圧でピストンが押出されパッドをディスクに
押し付けてる訳です。

・・・で、レバーを放すとピストンは油圧で引っ込む?
いえいえ、レバー側のマスターシリンダーはブレーキフルードを
送り出すだけ、ピストンを引っ込めたりしません。
じゃあ、ブレーキパッド当たりっぱなしじゃんか!!

そんな事は無い、ピストンはちゃんと引っ込みます、

写真のシールパッキン、ゴムの弾力でね。

だから、サビが出たピストンを無理やり押し込んだり、
汚れでガビガビになったまま掃除しないと、ゴムの弾力を上回る
抵抗が発生して、ブレーキを引きずるって事が
おきちゃうんですね。

ブレーキキャリパーって単純な構造だよね?

キャリパー天日干し中〜

やはり、自然の太陽光と潮風にさらされた干物は、
乾燥機で強制乾燥した物とはうまみがぜんぜん違うんですねー
・・・って、をい!

おいらキャリパーの掃除は、洗剤と水を使ってジャブジャブやっちゃいます。
DOT3やDOT4のブレーキフルードは油とはなじまないので、
洗い油なんかを使っても、きれいになりにくいからです。
(なんかネチョネチョするんだよね・・・)

ただDOT3・4共、吸湿性が高く、水分を含むとペパーロックを誘発するので
完全に水分を乾燥させないといけません。

んで、このように天日干ししてる訳です(^^)
新品のシールセット

51L-W0047-11です。
中身はダストシール、シールパッキン、そして組付け用のグリスが
入ってます。

SDRは前後とも同じキャリパーなんで、2set購入しました。


キャリパーにシールを収めます。
半割になったキャリパーの合わせ面にも2つパッキンが入りますが、
上記のシールセットには含まれていませんので、ご注意!

キャリパーの合わせ面はオイルストーンで軽く仕上てます。

ダストシールとシールパッキン、
前の写真よりこっちが見やすいですね(^^)
せっかく交換したシールを傷めないように
気を付けてピストンを組み込みます。

サビとこびりついた汚れを落としたピストン・・・
光ってるぅ〜!?
組み上がったキャリパーを取り付け、ブレーキフルードを入れて
せっせとエア抜き。

友人とこに行けば、バキュームでエア抜きをする
ワンマンブリーダー(?)なるものがあるんですが、
今回は手作業で、じみちーにエア抜きをやりました。
写真には写ってないのですが、ブレーキフルードは塗料を侵食するので、
エア抜きのとき飛び散らないように、エア抜きバルブに
ゴムチューブを付けて
空き缶なんかにフルードを受けるようにしてます。

ゴムチューブも透明なやつを使います、
抜けていくフルードに気泡が入ってるのを確認できますからねー。


アンダーカウルなんかも付けてみました(^^)
やっとここまで出来ました。

あとは、リヤサスのリンク周りを分解してグリスアップしなきゃ・・・

おや、気が付けばもう深夜・・・
今日のところはここまでにしよーっと(^^)

嫁さんもう寝てるだろうな・・・
いまのとこ、参戦予定は無いので(エントリー出来るレースが無い?)ぼ〜っと眺めてたりして
ちっとも先に進みません・・・おこづかいも少ないからパーツもホイホイ買えないしね・・・(^^;)

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