ぶら〜んって吊り下がってますSDR。 リヤサスのリンク周りをばらしてるとこですが・・・ 逆光で写ってないじゃん! うちのガレージってば、「100人乗っても大丈夫」なメーカー製だから 軽いSDRを梁からぶら下げてもぜんぜんOKでした。 明日から「SDR吊っても大丈夫」ってCMに変えたら・・・ でも、車重が105KgのSDRじゃ、説得力無いよねぇ(^^;) 同じ頃ライトウエイト路線で、ホンダからCBX250Sって出てたけど、 あっちの車重は127Kgだったけ?キャッチコピーは 減量に成功したボクサーである。だったな・・・ 同じ頃ホンダが売ってたCX400ってやつは 210Kgのヘビー級!(400で) 通称:白ブタユーロって呼ばれてた・・・ ちょうどSDR2台分ですねー。知ってる人はかなり少ないと思う。 キャッチコピーを 減量する気の無い相撲取りである。にして、 見開きページ左右で広告載せる茶目っ気が欲しかったもんだ。 (話が脱線しまくり) とにかく、SDRが軽いって話な訳です。 |
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リンク部分のニードルローラーベアリングは、 ガビガビになったグリスを落とすと、そんなに傷んで無かった。 意外と走ってなさそうな感じ・・・ ガタも出てないし、清掃とグリスアップだけで済ましました。 それだけでも、動きはすごく良くなりました。 リヤショックにも、抜けは見られなかったんですが、 バンプラバーが変・・・ な〜んかパサパサした感じだなぁ〜ってちょいと突いたら・・・ 「うぉぉおっ!?なんじゃこりゃあ〜っ!!!」 粉になって跡形無く崩れさりました・・・( ̄□ ̄||)。。。風化? |
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SDRの欠点らしいのですが・・・ フロント側のエンジンマウントにクラックが入ってました。 それにクランクケースを通るボルトに入るカラーを メタル(スベリ軸受)で受けてあるのですが、磨耗してガッタガタに なってました。 もちろん、交換するお金は無いので修理します。 クラックはTIG溶接で埋めて修復、そしてメタルの方は・・・ オイレス(会社名)のドライメット、STかなー? 大同メタルならDU・・・最近はダイダインとかって名前になったっけ? サイズから言って1220ですねー。 この日は土曜日だったんで、注文するにしても 月曜日まで待たないと・・・ う〜ん、メタルの打ち抜きや打ち込みには治具が要るから それでも作ってよーっと(^^) 会社の旋盤を借用して治具を作ろうと、材料を物色してたら、 砲金の丸棒があるのを見つけた・・・これで作っちゃえ!! |
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さっそく、削り出します。 雑用男、旋盤やフライスといった機械加工も出来ちゃいます。 自分で図面書いた部品を加工して、設計ミスに気付き、 そのまま何食わぬ顔で追加工をして、こっそり図面修正をする・・・ 得意技です。( ̄ー ̄) ←いばるんじゃないっ! |
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あっさり出来ちゃいました(^^) 上の2個が付いていたメタル、下が作ったやつです。 その肉厚の差に注目! エンジンがガタガタする訳だわ!! ご覧のように、上側のメタルはスリットが入っており、 圧入する時に締めしろが有るのですが、 今回作ったメタルはスリットがありません。 外径寸法を−1/100mm以内で仕上げました。 内径もH7のリーマーで加工してあります。 |
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古いメタルの打ち抜きと、製作したメタルの打ち込みのために 作った治具(右側の丸棒)です。 材質はSS400、今回限りなので熱処理無しって事で S45Cとか使ってません。 (実際、先端やハンマーで叩いた部分が潰れました) |
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左側のH型がエンジンマウント、白っぽく写ってる棒が 製作した治具です。 メタル自体は1個数百円ぐらいでしょうが、 打ち込むのには治具を使わないと、変形したりしますので、 個人では難しいかもしれませんね… 今回は、ハンマーで引っ叩きましたが、 プレス機を使えば楽で静かに作業できますね。 |
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完成です。 金色なんでノーマルより、ちょっちゴージャスくさい感じ? ひと昔前なら、ワンオフパーツで売り出せば おきんきんチャラチャラさせたバブリーな連中が 「それは純金かい?」 な〜んて寄って来て、ひと儲け出来たんでしょうが…(?) 無理無理っ!(^^;) ま、すぐ酸化して茶色くなっちゃいます。 金色といえば… 高校の体育祭のときに、看板書くのに使ってた金色のペンキ… 透明な液体と金色の粉に分かれてて混ぜて使うやつがあったのです。 その金色の粉をふざけて髪につけ、金髪にしてました。 洗えばすぐ落ちるからね… ところがそれを見た、他のクラスのやつがマネをしたのです。 普通のペンキで… 当然髪はバキバキに固まり、その上先生に見つかっちゃて こっぴどく怒られた挙句シンナーで頭を洗われ、 それでも落ちなかったんで バリカンで丸坊主にされてしまいました。 教室に戻ってきた彼は… シンナーで真っ赤になった頭皮、虎刈りの髪、 そして流れたペンキで スイカのような縞模様になった顔… 気の毒だったけど、呼吸困難になるぐらい笑っちゃいました。 (≧▽≦)。。 青春の1ページです…(脱線しまくりっ!) |
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さて、お次は… シートレールに強引にくくりつけられたバッテリー… 当然、もう完全に放電しまくって使えません。 幸い、SRX(600)用に買ったバッテリーレス用の コンデンサーがあったので、 それを使うことにして、バッテリーは外します。 ついでに…ノーマルのシートも無いのでシートレールも切るか。 後ろから見ると、テールカウルの下から覗くシートレールが ブサイクだなーって思ってましたから… |
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まず、シートカウルを固定するブラケットを作りました。 板厚の薄い角パイプ(その辺にあった材料)を使ったんですが、 ちょうどその時アーク溶接機と太い溶接棒しかなく、 ボコボコ穴が開いちゃいました…(ヘタなだけ?) |
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そのブラケットを切断したシートレールに溶接しました。 でも、この写真じゃ良く判らないですね… でも、こんなブラケット作る前からシートカウル付いてたじゃんって 思われる方、す・る・ど・いっ! じつは…ボルト2本とタイラップで留めてただけ! なんだよねーはっはっは・・・ ↑ じつにいい加減なやつだ! |
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こっちの写真の方が判りやすいですかねー? 随分短くなってるのがおわかりかと思います。 ほんとは、エアクリーナーボックスの外して シートレール自体を作り直したいのですが… それにしても、SDRは何でこんなエアクリーナーBOXにしたんでしょう? デザインはガソリンタンクの形状からしてSRX(4&6)の流れみたい、 そのSRXはオイルタンクがアルミ、そしてサイドカバーもアルミ。 それで、この部分にアルミ材を使いたかったデザイナーの要求かな? 設計者(設計もデザインだが)は、デザイナーの要求と、生産性、 強度を受け持つ構造材、そして十分な容量を備えた エアクリーナーボックス良く考えて作ってあるなーって感心する、 (つーか、良く思い切ったなって) 実際SDRの売りの1つだしね。 でも、SDRの改造の中で割とポピュラーなのが、 エアクリーナーボックスを外すってーのも事実… ぱっと見重たそうだしね。 おいら的には、SDRのトラスフレームは昔の50ccGPマシン ”クライドラーバンビーン”を連想させる(ま〜た誰も知らなげなやつを…) スリム・軽量なイメージに、このアルミ鋳物は合わない気がしちゃうなぁ。 |
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誰も知らないだろうから、ちょっと紹介。 これがクライドラーバンビーンのGPレーサー 昔は50ccクラスがあったんですよー、WGPにも。 トラスフレームのSDRやカワサキAR50/80が好きなのも イメージ的に、こいつの影響かもしれません。 軽量2stマシンの究極の存在と思います(^^) |
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あ〜!抱えちゃってるよ〜 でも、この人が怪力って訳じゃありません。 このマシンの車重は56Kg程度と伝えられてますから、 女の子を抱っこしてるようなもんでしょうね(^^) 以前おいらが作り上げたシングルレーサーCB125S改の車重が 74Kgだったから、それより18Kgも軽いのです。 これで最高出力20ps以上/16000rpm以上との事です… 最高速180Km/h以上! なんでも以上って付くところが、いかにもレーサーですよね。 セッティングしだいって事です。 |
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なんとか走れるようになりました…が!不調です。(ToT)次回はちゃんと走る為に頑張ってみます。 |