ガレージの中

SDRの場合その7〜

だんだん調子を取り戻してきたSDRくんですが

・・・なんか・・・ブレーキがいまいち(−−)

もともと強力とは言い難いブレーキなんですが
それにしても・・・効きが良くない。

前はもっと効いてた気がするんだけどなぁ

原因はハッキリしてます。
おいらの体重が増えたんだよ〜っ!!

ダイエットすれば解決するんでしょうが
安直な手段をとります・・・^^;

中古のFZR400(1WG?)のディスクローターを入手しました♪
ローター径が一回り大きいので、増えた体重分相殺してくれるかと…

それにフローティングローターなのでちょっと嬉しい^^

ちゅうわけで、ノーマルのローターを外します。
ネジロック剤が塗ってあるので、バーナーでちょっと熱してから
ボルトを緩めます

( ^^)ノ、簡単に外れるよ♪

ノーマルのローターと比較〜

外径が一回り大きいんです。

取り付けるボルト穴のP.C.D(ピッチサークルダイヤメータ)は
同じなので取り付けに問題は無いようです。

ただ、このFZRのローターには若干オフセットが付いてました。
これではキャリパーとローターのセンターがズレてしまいますが・・・

どうせ外径が違うのでキャリパーサポートを作る必要が有るので
オフセット分の寸法はキャリパーサポートで吸収する事としました。
ホイールのネジ穴に残ったネジロック剤を
タップでさらって除去します。

きれいにしとかないと締め付けに影響するからね〜
なんせ命に関わる重要な部品ですから
ボルトは・・・新品を購入しとけば良かった・・・(−−;)
うっかり発注するのを忘れてました。

仕方なく再利用しますが、これもダイスを使って
付着してるネジロック剤を除去します。
持ち運びに便利なスティックタイプのネジロック剤
ロックタイトの中強度で〜す^^

おいら時々仕事で機械の修理なんかの出張に行くので
工具箱の中に常備してます。

ボトルのやつみたいにかさ張ら無いし〜
液体じゃないからこぼれる心配無いし〜


・・・勤務先のサービスマンより充実してるぞ、おいらの工具箱。

ま、そのサービスマン君は工具以前に問題が有りますがね
技術的にも、倫理的にも・・・

「サービスマン」ではなく『錆びスマソ』と呼んでます。

ローターがオフセットしてるので
Fフォークアウターとのクリアランスが

『0』です。ゼロ…(−−;)

ま、あくまで『ゼロ』であって『マイナス』ではないので
ホイールの回転に影響は無いみたいです(?)

キャリパーを取り付けた後で走ってみましたが
問題は無いようでした。
さて、話が前後しちゃいますが・・・

大きくなったローター外径に合わせて
キャリパーの取り付け位置を変更しなければいけません。

その為のキャリパーサポートを作ります。

アルミの板材をフェイスミルでガガガ〜っと削ります♪


・・・ありゃりゃ〜
前の職場の工作機械は、ちゃんと管理する人が居なくなったんで
整備が行き届いてません。

チップが欠けてしまってるので切削面がキレイにならないや(T_T)


続きまして〜
取り付け穴を開けたり、キャリパーの逃げを彫り込んだりする為
精度良く寸法を出さなければいけません。

芯出しバーを使って加工テーブルの原点位置を
合わせてるとこです。
んでもって、シャシャシャ〜と削ります。

この加工に使ってるのはエンドミルという刃物です。


う〜ん・・・これもイマイチ切れ味が悪いなぁ(−−)
手持ちのアルミ板がA5052という
ちょいと柔らかめの材質だったので、念のためネジ穴に
コイル状の補強材を入れます。

一般的には「ヘリサート」と呼ばれる事が多いですね
商品名がそのまま通り名になってます。

今回使用したのは「スプリュー」という商品です。
エア抜き作業中でスパナがくっついてますが・・・^^;

とりあえず無骨なキャリパーサポートが完成しました。

使用した工作機械がマシニングやNC機ではなく
汎用機なので、曲線で結ぶなんてコジャレた事出来ません。
カックカクに角ばっちゃってます
いや〜、ごっついキャリパーサポートですねぇ・・・(笑)

ちょっと大きくなったディスクローターと共に
重そう・・・強そうに見えるでしょ?


キャリパーの取り付け穴ピッチが違う物にすれば
もっとスマートで目立たないサポートに出来たんでしょうが
あんましお金をかけたく無いし (つか、かけるお金が無い)

とりあえず機能は果たすので満足してます(^^)v

よ〜しブレーキ強化だー!・・・って喜んでたら、フォークのオイルシールが抜けてる?!
次回はFフォークオイルシール交換ですぅ〜(T。T)

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